韓国の飛ばし屋I・H・ホが入隊する“韓国軍ゴルフ部”とは

2014年12月04日 16時00分

 男子ゴルフの今季国内ツアー最終戦「日本シリーズJTカップ」(4日~、東京よみうりCC=パー70)に小田孔明(36)、藤田寛之(45=葛城GC)ら賞金王を争う4人とは違った意味で、特別な思いで臨む選手がいる。初出場のI・H・ホ(27=韓国)だ。

 

 日本ツアー初Vを果たすなど今季大きく飛躍した金髪の飛ばし屋は、8日から2年間の兵役に就くことが決まっている。兵役は韓国人プレーヤーにとって避けては通れないもの。父親が貿易会社の元社長で、初Vの前からランボルギーニやマセラティを乗り回してきたリッチマンでも、それは同じだった。

 

「先輩たちがみんな優しいし、日本は楽しい」というホは日本ゴルフツアー機構(JGTO)に兵役後にシード選手として復帰できるよう申請済み。2009、10年に兵役に就いたドンファン(27=韓国)の前例があり、特例が認められる見通しとなっている。

 

 兵役の間は「軍隊のゴルフチーム8人の中に入ります」。ゴルフの練習が訓練となる生活。目指すは来年10月に韓国・聞慶で開催される「ミリタリーワールドゲームズ」だ。日本では自衛隊が不参加のためなじみがないが、かなりのビッグイベント。五輪やアジア大会の金メダリストと同様に「勝てば、その時点で兵役免除になるんです」。ホにとっては、兵役を大幅に短縮させるチャンスとなる。

 

 今週は恋人のユグ・ウンチョさん(26)を初めてキャディーに起用。「結婚? まだ分からないけど、兵役が終わったらかな」。区切りとなる今大会で結果を出し、ツアー復帰も結婚も前倒しを目指す。