【アース・モンダミン杯】菊地絵理香が逃げ切りで4年ぶりのV「うまいより強いと言ってもらえたら嬉しい」

2021年06月27日 16時13分

優勝プレートを手に笑顔を見せる菊地絵理香(代表撮影)
優勝プレートを手に笑顔を見せる菊地絵理香(代表撮影)

 国内女子ゴルフの「アース・モンダミン杯」最終日(27日、千葉・カメリアヒルズCC=パー72)、後続に4打差をつけてスタートした菊地絵理香(32)が68とスコアを伸ばし、通算20アンダーで4年ぶりのツアー4勝目を飾った。

 自ら崩れて優勝争いから脱落する――。そんな自分との決別が最終日のテーマだった。

 思いが強いだけに緊張も人一倍。「朝からご飯が入らなかった。5時間か、6時間、我慢すれば、いいことがあると言い聞かせていました」。4バーディー、ノーボギーの安定したプレーとは裏腹に心は揺れ動いた。

 前半には2位の西郷真央(19=大東建託)が4連続バーディーで猛追。「どんどん入れてくるので、もうやめてよと思っていました」。それでも、勝負どころととらえていた9番パー3でその西郷が池に落としてボギーとしたのに対し、菊地は手堅くパーをセーブ。少しだけ自分のペースを取り戻した。

 長年の課題はパッティング。昨年末、笹生優花(20=ICTSI)にアドバイスを求めると「入ると思ってるんですか?」という言葉が返ってきた。思い通り打てたとしても入るとは限らない。悩まず打つのが笹生のスタイルだった。

 今年に入り申ジエ(33=韓国)にも話を聞きに行った。「プロに求められるのは結果だけ。どんな打ち方でも入れることしか考えない」。これが元世界ランク1位の答えだった。

「考え方は全然違うけど、どちらが正しいとかではない。ラウンド中に使い分けられたらなと思いました」(菊地)。終盤の16番では申のスタイルで、1・5メートルのパーパットを気持ちでねじ込んだ。

「うまいより、強いと言ってもらえたら嬉しい。自滅のイメージを払拭して、少しでも強いと思ってもらえたら自分でも評価できるかなと思います」。現在のツアーではベテランと呼ばれる32歳が新境地に一歩前進した。

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