国内女子ゴルフの「アース・モンダミン杯」3日目(26日、千葉・カメリアヒルズCC=パー72)、初日から首位を走る菊地絵理香(32)が66をマーク、後続との差を4打に広げた。

 前半で3つスコアを伸ばした菊地だったが「ショットがつかず、パットのイメージがわかないホールも続いていました」。後半の13番で初ボギーを叩き「嫌だな」と流れが悪くなる雰囲気を感じていた。

 それでも、15番パー4で1・5メートルのチャンスを作ると「これを入れれば、また流れが変わる」と慎重に沈めてバーディー。ここから4連続バーディーで締めくくり、後続を突き放した。

 いつもは首位に立っても強気な言葉は出てこないが、この日は「アグレッシブに攻めることを忘れずにプレーできたら、うまくスコアを作っていけるんじゃないかと思います」とキッパリ。本人も「なぜ出たのか分からない」という強気な言葉を口にした。

 一昨年12月に結婚。「お金は使わなくなりましたね。なるべく貯金しています。こっちの方が安いなとか、自然とそういう感覚になりました」。5400万円というビッグな優勝賞金がちらつくが、何に使うかよりも貯金が優先だ。

 それでも、主婦として「冷蔵庫は買い替えたいなと思っています。大きいやつに」。キッチンには4年ぶりの優勝を記念する冷蔵庫が何年も鎮座することになりそうだ。