【全米オープン】2週前に首位で無念の棄権を強いられたジョン・ラームが逆転でメジャー初制覇

2021年06月21日 10時24分

優勝トロフィーを持つジョン・ラーム(ロイター=USA TODAY)

【カリフォルニア州ラホヤ20日(日本時間21日)発】男子ゴルフのメジャー「全米オープン」(トーリーパインズGC南C=パー71)最終日は3打差の6位から出たジョン・ラーム(26=スペイン)が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算6アンダーまで伸ばして逆転でメジャー初勝利を挙げた。2週前には首位で最終日を迎えるはずが新型コロナウイルス陽性となり無念の棄権。その悔しさを見事に晴らした。松山英樹(29=LEXUS)と星野陸也(25)は通算3オーバーの26位だった。

 勝利の瞬間は〝兄貴分〟のフィル・ミケルソン(51=米国)が見守る中、プレーオフに備えて練習していたドライビングレンジで迎えた。

 3打差を追いかけてスタートしたこの日は1、2番で連続バーディーと幸先のいいスタート。
 最後も17番で7メートル、18番では5メートルを決める連続バーディーで大混戦を抜け出して1打リードでホールアウトする。

 直後に3組後の最終組を回る2位のルイ・ウエストヘーゼン(38=南アフリカ)が17番パー4でティーショットをペナルティーエリアに打ち込んでボギーを叩いて2打差に。

 ウエストヘーゼンは18番パー5がイーグルならプレーオフ、という状況だったが、ラフから刻んだ残り69ヤードからの3打目がピン奥3メートルで止まった瞬間、ラームのメジャー初制覇が決まった。

 2週前の「メモリアル・トーナメント」では、3日目を首位で終えながら、その日の検査で新型コロナウイルスで陽性となったことが判明して無念の棄権を強いられた。

 隔離期間を経て今大会はぎりぎりで出場が可能に。その影響からか初日は56%だったパーオン率を決勝ラウンドの2日間はいずれも78%にまで上げたショットの安定感が勝利を引き寄せた。

 4月の「マスターズ」は「妻の出産と重なったら出場しない」と宣言していたのが、大会前週の土曜日に長男が無事に産まれて出場。5位に入った。

 今大会の開催コースは、2017年の「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」で米ツアー初勝利を挙げた相性のいい場所。父親になって初めて迎えた父の日に、大きな仕事をやってのけた。

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