国内女子ゴルフの「ニチレイレディス」初日(18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C=パー72)、東京五輪の日本代表2枠目を争う稲見萌寧(21=都築電気)は73のラウンドで1オーバーの56位と出遅れた

 現時点で日本人2番手の世界ランク24位につける稲見はショットが安定せず、バーディーは1つだけという不本意なラウンド。「最初の方で短いバーディーパットを何度か外してしまって流れがつかめなくて、後半はショットが荒れてチャンスもありませんでした」と振り返った。

 現時点で首位とは6打差。2日目に向け「ショットを修正して、少しでもスコアを伸ばして順位を上げていけたらいいと思います」と巻き返しを誓った。

 東京五輪の出場選手は28日付けの世界ランクで決定。世界ランク10位の畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)の代表入りは確実で、残る1枠を稲見、同28位の古江彩佳(21=富士通)、同31位の渋野日向子(22=サントリー)が争う展開となっている。

 今大会で稲見が単独3位以内に入った場合、古江は成績次第で可能性が消滅。ポイントが高い海外メジャー「全米女子プロ」(24日~)を残す渋野には大逆転の可能性が残る。