ゴルフの国内男子ツアー「HEIWA・PGM選手権」初日(6日、茨城・美浦GC=パー71)、イーブンパーの48位スタートとなった石川遼(23=CASIO)が絶好調期に使っていたものと同型パターを投入し、大逆転の賞金王を目指す。

 石川がこの日、手にしたのは「2010年に使っていたパターと、同じ型です」。

 10年5月の「中日クラウンズ」最終日に、日本最少スコアとなる「58」をマークした時期に使用していたものと同型。カラーリングこそ違うが、前週の米ツアー「CIMAクラシック」(マレーシア)から再び使い始めた。

 すべては大逆転で日本ツアーの賞金王になるためだ。石川は獲得賞金4768万3857円でランキング11位。トップの小田孔明(36)とは7000万円以上の差があるものの今大会の優勝賞金は超高額の4000万円。

 今大会から国内5連戦で、小田を逆転する可能性も十分にある。

 原点回帰というわけではないだろうが、ゲンのいいパターで苦戦するパットの感触を取り戻せば、国内ツアー賞金王の座も手中にするはずだ。