笑顔のワケは――。松山英樹(22=LEXUS)が3日、米ツアー開幕(9日~)に向けての渡米(出発は4日未明)に先立ち、都内で記者会見を行った。


 トーナメント会場では険しい表情が目立つ松山だが、この日は笑顔を連発。「日本にいると落ち着くし1年間、気を張っていたのかなと感じる」と帰国後の3週間で十分にリフレッシュできたことを明かした。調子やスコアが悪ければ、イライラがそのまま言葉や態度に出るタイプ。試合から離れたことで、そうしたストレスからも、すっかり解放されたようだ。


 母校・東北福祉大のある仙台では「ゴルフ部の後輩と何度かラウンドしていたようです」(松山に近い関係者)。トレーニングも「なまらない程度には、やっていました」(松山)と開幕に向けての準備も着々とこなしてきた。


 昨季は米ツアー初Vを挙げ、ポイントランク上位30人しか出場できない最終戦「ツアー選手権」に進出。本格参戦1年目としては十分過ぎる成績を残した。


 それでも後半戦のプレーには決して満足しておらず「シーズンを通して安定した戦いができれば、メジャーでも上位に行けると思う。目標は決めていないけど、昨季よりいい成績が出したい」。

 今季はコースでも、この笑顔が見られるか?