石川遼(23=CASIO)が1日、本格参戦3年目となる米ツアーの新シーズン開幕(9日~)に向け、羽田空港から渡米した。

 昨季は開幕2試合目で2位になるなど、スタートダッシュに成功。それをシード獲得につなげたが「今年は開幕でなんとしてもポイントを稼ぎたいというような目標は立てていません」

 入れ替え戦から生き残った昨季と違い、シード選手として迎える今季はある程度、試合を選べる立場。それが精神的な余裕につながっている。

 目標に「米ツアー優勝」を掲げたうえで「日本にいいニュースを届けたいし、聞かれれば自然とその言葉が出るけど、一番は1年後にひと回り、ふた回り大きくなった自分に会うこと」。

 結果以上にさらなる成長を誓っている。石川は「課題と不安は別。課題は山積みだけど、このカテゴリーをやらなきゃというような不安はない。1Wからパットまで満遍なく練習していきたい」と力強く語った。

 11月には再び国内ツアー参戦の予定。自信と手応えを胸に海を渡った。