松山英樹(29=LEXUS)が海外メジャー2連勝をかけて臨む「全米プロ選手権」(サウスカロライナ州、キアワアイランド・オーシャンC)が20日に開幕。メジャー史上最長7876ヤード(パー72)のモンスターコースをどう攻略するかが注目を集めている。

 公式会見で223ヤードの17番パー3について聞かれた松山は「(アゲンストになる)今日の風向きだったら15番から18番はタフになる。17番はティーグラウンドを前にしてほしいなという感じですね」と苦笑いだった。

 他の注目選手もコースの長さについてコメントしており、2017年大会で松山との優勝争いを制したジャスティン・トーマス(28=米国)は「スコアカードを見て、バック9が4000ヤードあることに笑ってしまった。実際に声を出して笑ったよ」。風次第ではティーグラウンドを動かすなど、7876ヤードのままプレーするのは難しいと予想している。

 200ヤード短かったキアワアイランドでの前回12年大会を通算13アンダーで2位に8打差をつけて圧勝したローリー・マキロイ(32=英国)は「2日目がベストのラウンドだったと思う」。スコアを伸ばした他の3日間ではなく、強風に耐えた「75」のラウンドをベストと振り返った。

 海辺のモンスターコースが本性を現すのは風が強くなった時。松山にとっても、そこをどう耐えるのかがカギとなりそうだ。