女子ゴルフの国内メジャー「ワールドレディスサロンパス杯」(6日~、茨城・茨城GC東C=パー72)は地上波、CSでの生中継に加えて、日本テレビ系の動画配信サービス「Hulu」で有料中継が実施される。

 先週の「パナソニックオープン」も有料サイトで中継が行われたが、今回はトーナメントを見るために別途料金が発生する。価格は1日2400円、4日間通しで7200円。GoToイベントの対象となるため、利用者が実際に支払う額はそれぞれ1920円、5760円となる。

 これが高いのか、安いのかは微妙なところだが、民放関係者は「音楽のライブなどではリアルのチケットの半額がひとつの目安になりつつある」と明かす。

 1日2400円は前回2019年の当日券(5000円、決勝ラウンド)のほぼ半額でこの目安通り。一方で前売り券(4枚つづり1万円)を基準にするとやや割高な印象も受ける。

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長は今回の取り組みについて「8つのチャンネルを使った中継でどの選手のファンの方も見逃すことなく見ていただく機会があるので、ありがたいなと思っています」。従来のテレビ中継にはなかなか映らない選手のファンには確かにメリットがあるだろう。

 地上波、CSでの生中継も行われるなか、より詳細な有料中継にゴルフファンがどんな反応を示すのか? 今後に向けての試金石になりそうだ。