【ジョージア州アトランタ11日(日本時間12日)発】米男子ツアーのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」(イーストレイクGC=パー70)初日、年間ポイントランク29位で今大会をスタートした松山英樹(22=LEXUS)は1イーグル、2バーディー、5ボギーの71で20位と出遅れた。首位は4アンダーのC・カーク(29)とB・ホーシェル(27=ともに米国)。

 9番パー5。残り271ヤードからの松山の2打目は鮮やかにグリーンをとらえた。5メートルをジャストタッチで沈めてイーグル。この時点ではトップタイに立った。

 だが後半がいけない。10番でバンカーから寄せきれずにボギーとすると、13番は3パット。15番はカラーからのバーディートライを決めるものの、16番は2メートルのパーパットが入らない。

 17番では5メートルが右に切れてボギーとなると、イライラがピークに達したのか、ボールを池に投げ捨てた。

 今大会終了時のポイントランク1位には、賞金とは別に1000万ドル(約10億7000万円)のボーナスが支払われる。そのチャンスは全員にあるが、松山はVが最低条件だ。

「もうちょっといけたかな、と。9番のようなパットが入ると、流れに乗っていける」

 ビッグボーナス獲得へのカギはグリーン上だ。