ゴルフの国内女子ツアー「パナソニック・オープン・レディース」2日目(1日、千葉・浜野GC=パー72)は〝裏街道〟でプレーした稲見萌寧(21=都築電気)とアマチュアの岩井明愛(18)がともに5つ伸ばし通算5アンダーで首位の古江彩佳(20=富士通)と3打差の6位となった。

 初日の成績順でペアリングが決まる2日目。真ん中より下位の10番スタートとなる通称「裏街道」の第1組だった岩井明は「昨日は後半から風が強くなって、2日目もだと思ったので低い球を練習していた」との準備がハマり、11番で150ヤードを7番アイアンで3メートルにつけてバーディー。12、18番のパー5はともに3Wで2オンさせてバーディー。アウトでも1番は1メートルに付け、7番は4メートルを沈めてリーダーボードを駆け上がった。

 初日は双子の妹・千怜(18)が2打差の5位で発進したことが「すごく刺激になった」ものの、同じ部屋に泊まるホテルではゴルフのことは全く話さなかったという。勝てば6月の最終プロテストが免除になる最終日へ向けて「昨日、今日と同じように笑顔で楽しんで、結果が良ければいいなと思います」と話した。

 3組目でスタートした稲見は12番から3連続バーディー。16番でも伸ばしたものの、18番パー5は2打目を右にOBしたことをボール地点まで行ってから知り、打ち直しに戻るアクシデントでボギーとしたものの後半も2つ伸ばしてフィニッシュ。2週連続の今シーズン6勝目をめざす最終日は「あまり意識せずに、少しずつスコアを伸ばして上位にいけたら良いなと思います」と話した。