ゴルフの国内女子シニアツアー「太陽生命 元気・長生きカップ」最終日(1日、千葉・東急セブンハンドレッドC)で、60歳以上の「グランドシニアの部」に出場していた76歳110日の岡田美智子(日本ブラインドゴルフ振興協会)が1バーディー、3ボギーの74で回り、国内女子トーナメント史上初のエージシュート(年齢よりも少ないスコアで回ること)を達成した。

 ツアー通算10勝で、今も毎朝5時半から1時間10分のウオーキングを欠かさないという岡田は「プライベートでは6回ほどあるけど、試合では初めて」と快挙を喜ぶ。

 新規開催の大会で歴史に名を刻み「私のプレーを見て後輩のプロはもちろん、多くの人たちにゴルフの楽しさ、いつまでも頑張れる姿を見てもらい、楽しんでもらえれば良いと思います」と話した。

 岡田は女子プロゴルファー1期生。樋口久子(75=日本女子プロゴルフ協会相談役)を育てた故中村寅吉プロに師事。1995年には大王製紙エリエールレディスで最年長優勝(50歳312日)を飾り、ギネス世界記録に認定された。58歳まで元気いっぱいにレギュラーツアーでプレーを続けた。