【コロラド州チェリーヒルズビレッジ7日(日本時間8日)発】米男子ツアープレーオフ第3戦「BMW選手権」(チェリーヒルズCC=パー70)最終日、15位からスタートした松山英樹(22=LEXUS)は4バーディー、3ボギーの69。通算4アンダーで順位は20位に落としたものの、ポイントランキング28位となり、来週の「ツアー選手権」出場を決めた。14アンダーのB・ホーシェル(27=米国)がV。

 鮮やかな連続バーディーのフィニッシュで、松山が30人しか出場できないツアー最終戦の出場権をゲットした。

「普通にやれば(最終戦に)行ける、というのと無理なんじゃないかというのと半々」。予想ポイントランクがボーダーライン上の30位で迎えた最終日、松山は自信と不安が入り交じっていた。

 14番パー4は2・5メートルを外すボギーでランクを31位に落とす。だが最後は強い気持ちで決めた。

 17番パー5のティーショットは右バンカー。浮島グリーンをグルリと囲む池に落とせばその時点でアウトとあって「刻むつもりだった」(松山)

 それが「ライが良くてアゴも低かったので」アイアンを振り抜くと228ヤードを2オン成功。イーグルは惜しくも逃したが、最後の18番も2メートルを決めて連続バーディーで締めくくった。

 すべての選手に1000万ドル(約10億5000万円)のボーナスをつかむチャンスがある最終戦に向け「ショットは悪いなりにできているので、あとはパットが入れば」と話した。