男子ゴルフの「関西オープン」最終日(25日、兵庫・有馬ロイヤルGCロイヤルC=パー71)、星野陸也(24)が69をマーク、首位に並んでスタートしたチャン・キム(31=米国)とのマッチレースを制し、通算14アンダーで今季2勝目を挙げた。

 最終18番パー4、14アンダーで並んでいたキムが先にティーショットを打って右にOB。「右は傾斜が強いので落ちてくると思って、OBになるとは考えていませんでした」(星野)

 続いてティーショットを打った星野は「想定内」という左のバンカーから確実に2オンを果たしてパーセーブ。激戦に決着をつけた。

 今年の初戦となった先週の「東建ホームメイトカップ」は予選落ち。「オフにいろんなことを試していて直前にこれだなという気付いたことがあったんですけど、間に合いませんでした。ただ、2日目は自分の中でいいプレーができていたので、これを続けていけばという手応えはありました」

 予選落ち直後の週末から練習量を増やし、優勝への思いを心に秘めての今大会だった。

 2年前の前回大会はプレーオフで敗れて2位。「リベンジができました。今年2勝、3勝と優勝を重ねて、賞金王を目指して頑張ります」。目標の米ツアー挑戦に向けて、賞金王の5年シードは是が非でも手にしたいところだ。