【サウスカロライナ州ヒルトンヘッド17日(日本時間18日)発】ゴルフの米男子ツアー「RBCヘリテージ」(ハーバータウン・リンクス=パー71)3日目、先週の「マスターズ」で2日目にパターを叩きつけて破壊する蛮行をした金施佑(キム・シウ=25、韓国)がまたもパッティングで話題となっている。

〝事件〟が起きたのは、3番パー4だった。金はグリーン外から約10メートルの3打目をパターで転がすと、ボールはカップの縁ぎりぎりに止まったように見えた。

 その後、金や同組のマット・クーチャー(42=米国)はボールの様子を見続ける。これが1分ほど続くと、ボールがカップに転がり落ちる。見事?なバーディーにギャラリーも沸いた。

 だがルールでは、この状況でゴルファーが待てるのは10秒まで。この模様は現地の中継でばっちり映っていたため、競技委員がすぐさま来て、金に対して「1打のペナルティーを加えてスコアは『4』になる」と告げた。

 金というと「マスターズ」でパットをミスした悔しさのあまりパターを地面に叩きつけて破壊したことが記憶に新しい。

 ただし、この日は同組のクーチャーが「ボールはまだ動いていた。だから彼に待つように言ったんだ」と金の行為の正当性を競技委員に対して説明したこともあって、SNS上では「ひどいルールだ」「動いているボールを打ったら2打のペナルティーじゃないか」といった、金を擁護する声も見られた。