ゴルフ超高額大会開催するネスレ日本社長がJGTOに仰天要求

2014年08月22日 11時00分

ネスレ日本の高岡浩三社長

 9月12~14日に静岡・葛城GC山名コースで開催される「片山晋呉招待 ネスレ日本マッチプレー選手権」の出場選手が20日発表された。優勝賞金4000万円は、国内ツアー最高額の「ダンロップフェニックス」や「日本オープン」と並ぶが、ツアーとは一線を画す方針の大会。冠スポンサーを務めるネスレ日本の高岡浩三社長は、日本ゴルフツアー機構(JGTO)に対して仰天提案をした。

 賞金総額は6880万円。勝者はその6割近くを手にするだけではなく来年の欧州ツアー「ハッサン国王杯」の出場資格も得られる。さらに「海外に積極進出する」と意思表示をすれば、1000万円が追加支給されることになっている。

 弱肉強食を地でいくような大会形態について高岡社長は「違った文化で経験を積むことが大事。日本の選手にもっと海外に行ってもらいたいから」と説明した。

 これだけの大会ならツアーに組み込んでもよさそうなもの。だが高岡社長は今季試合数が史上最少の「24」となったJGTOについて「地位が低下しているし、趣旨が違う」とバッサリ。その上で「私どもがJGTOの試合のスポンサーになるとすれば『アジアツアー』になってから」。現行の「ワン・アジア」ツアーと1試合を共催するだけのスタイルでは物足りないというわけで、アジアを股にかけたツアーの規模拡大を求めた。こうした大胆な開国要求も「そうなればグローバルなスポンサーが付くはず」との見通しがあるからこそだ。

 スイスに本社を置くネスレは、昨年の売り上げが920億スイスフラン(約10兆4000億円)という世界最大の食品・飲料会社。その日本法人トップのグローバル目線での提言を、日本のゴルフ界はどう聞くのか。