国内男子ツアー2021年初戦となる「東建ホームメイトカップ」初日(15日、三重・東建多度CC名古屋=パー71)、木下稜介(29=ハートランド)が6バーディー、ノーボギーで回り、6アンダーで単独首位発進。「スタートホールは緊張したが、落ち着いてよいスタートが切れてよかった。ショットもパットもいい状態でそれほどピンチもなく、安定したプレーができた」と振り返った。

〝お手本〟は同学年でマスターズ優勝を果たした松山英樹(29=LEXUS)。「(1月の)ソニーオープンで松山選手と回ってアイアンの精度はすごいものがあったので、スイングをラウンド中に撮らせてもらったそこに近づけるように、参考にさせてもらっている」。香川西高時代は、明徳義塾(高知)の松山と同じ四国で切磋琢磨してきた。

 松山のマスターズ優勝については「勝った瞬間は自然と涙が出て、心からうれしかった。ラインで『おめでとう』と連絡して、すぐに返信が来てビックリした」と振り返った。これ以上ない刺激を受けてツアー初優勝へと突き進む。