遼 米ツアー自己最高「62」で一気に7位浮上

2014年08月16日 16時00分

【ノースカロライナ州グリーンズボロ15日(日本時間16日)発】遼、ハーフ「29」! 米男子ツアーのレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」(セッジフィールドCC=パー70)2日目、石川遼(22=CASIO)が9バーディー、1ボギーの62で回り、米ツアーの自己ベストを更新。通算8アンダーで73位から7位へと大きく順位を上げた。初日9位の今田竜二(37)は78と崩れて通算4オーバーで予選落ち。松山英樹(22=LEXUS)もこの日イーブン。通算1アンダーで予選落ちした。首位は10アンダーのH・スローカム(40)とS・ラングリー(24=いずれも米国)。

 

 石川は後半だけで6バーディーを奪い、インのスコアは「29」。2010年5月の日本ツアー「中日クラウンズ」で「58」を叩き出した時をほうふつとさせるプレーで、この日プレーした155人のベストスコアをマークしてリーダーボードを駆け上がった。

 

 1番はラフからの2打目をグリーンオーバーさせ、寄せられずのボギー。続く2、3番もバーディーパットを打ち切れない。立ち上がりは川に二度落とし、73位と出遅れた前日の流れを引きずっているようにも見えた。

 

 だが4番で4メートルを沈めて初バーディーを奪うと快進撃が始まる。

 

 難易度の最も低い5番パー5は奥13メートルに2オンさせて確実に伸ばす。

 

 9番は122ヤードを2メートルにピタリ。インに折り返すと10番は4メートルを決めて4つ目のバーディーを奪った。

 

 そして、真のバーディー・ショーはここからだった。235ヤードと長い12番パー3のティーショットはグリーンオーバーしたが、奥からの傾斜でピンに向かって転がり戻って1・5メートルへ。グリーン周りの形状を読みきった技ありの一打を披露する。

 

 さらに13番パー4は2打目がカップをかすめて楽々バーディー。15番からは3連続。米ツアーが計測した12~17番の5バーディーのパットの合計距離はわずか21フィート(約6・4メートル)。いかにショットが冴えていたかを証明するデータだ。

 

 米ツアー1年目の昨シーズンは、レギュラーシーズンでシード権を獲得できず、下部ツアーとの「入れ替え戦」に回った。

 

 来季のシードは確定しているが、来週から始まる全4試合のプレーオフは出場選手数が毎週絞られていく。先週まで3戦連続予選落ちだった石川は、このままでは2戦目で“足切り”される。

 

 これまでの米ツアー自己ベストだった11年「ブリヂストン招待」3日目の「64」を更新。首位と2打差は十分に残り2日での逆転Vが可能な圏内。5月の「メモリアル」での松山に続く米ツアー初勝利でプレーオフに突入できれば最高だ。