海外メジャー「マスターズ」で日本人初のメジャー制覇を達成した松山英樹(29=LEXUS)を〝帝王〟ジャック・ニクラウス(81=米国)も祝福した。

 歴代最多の「マスターズ」6勝&メジャー18勝。今年も初日の8日に「オナラリー・スタート」を務めたニクラウスは「おめでとう。この優勝は彼にとっても、日本にとっても偉大なこと。ヒデキは日本で永遠のヒーローになる」と自身のSNSに祝福のメッセージを掲載した。

 この日は松山の全ショットを見ていたとのことで「とても冷静で落ち着いていた」と評価。15番パー5で2打目をグリーンオーバーさせて奥の池に入れるピンチを迎えた時も「集中していて、慌てていなかった」と感じていたという。

 松山が米ツアー初優勝を挙げたのは、ニクラウスがホストを務める「メモリアル・トーナメント」(2014年)ということもあって、思い入れもある様子だった。

 またメッセージの中では、過去に日本人が最もメジャー制覇に近づいた大会のひとつでもある1980年の「全米オープン」で、青木功(78)と「バルタスロールの死闘」と呼ばれた勝負をしたことも振り返っていた。