<全米プロ選手権>3アンダー松山粘闘36位フィニッシュ

2014年08月11日 16時00分

【ケンタッキー州ルイビル10日(日本時間11日)発】男子メジャー今季最終戦「全米プロ選手権」(バルハラGC=パー71)最終日、56位から出た松山英樹(22=LEXUS)は今大会初の60台となる68をマークし、通算3アンダーの36位でフィニッシュした。スタート時点の56位から大きく順位を上げたものの、今季のメジャーは優勝争いに絡むことなく終了。日本人初のメジャーVは来季に持ち越しとなったが、大逆転での今季米ツアー年間王者に向けて再加速する。68で回ったローリー・マキロイ(25=英国)が通算16アンダーで優勝した。

 

 

 最終日になって、松山はようやくその力の片鱗を見せた。スタートの1番パー4で4メートルを沈め、バーディー発進を決めると、4番パー4では残り120ヤードから2メートルにつけてバーディー。7番パー5でも2オン2パットのバーディーと快調にスコアを伸ばした。前日の第3ラウンドでも10番までに4つスコアを伸ばしながら、その後はボギーが続いたが、この日は着実にパーを積み重ねていった。

 

 14番パー3のプレー中に中断。この影響もあってか、続く15番パー4で再開後、最初のティーショットを右のクリークに打ち込んだ。だが、2メートルのボギーパットを沈めて何とか踏みとどまった。

 17番パー4ではグリーン左サイドから11ヤードのアプローチを放り込み、チップインバーディー。「今日は最後まで粘れた」とこの日のラウンドを振り返った。

 

 今季のメジャーはこれで終了。「いい成績が出せなくて残念」と話した通り、4月の「マスターズ」で予選落ちを喫すると、6月の「全米オープン」35位、7月の「全英オープン」39位、今大会も中位に終わり、一度も優勝争いどころか上位に顔を出すこともできなかった。

 

 今季は昨年後半からの手首痛の影響で、調整不十分のまま、1月のシーズン再開を迎えた。万全でない状態のまま前半戦は伸び悩んだが、それでも6月の「メモリアル・トーナメント」で日本人4人目の米ツアー優勝。次なる期待となった初のメジャー制覇は来季以降に持ち越しとなったが、ビッグタイトル獲得のチャンスはまだある。

 

 佳境を迎えた米ツアーは今週の「ウィンダム選手権」(14日~、ノースカロライナ州)がレギュラーシーズン最終戦。来週からポイントランク上位の125人による全4試合のプレーオフシリーズが開幕する。

 

 毎試合、出場人数が減り、最終戦「ツアー選手権」(9月11日~)に出場できるのはわずかに30人。2012年にはブラント・スネデカー(33=米国)がレギュラーシーズン19位から逆転で年間王者に輝いており、今大会前まで23位だった松山にもそのチャンスは十分に残されている。

 

 メジャー制覇に勝るとも劣らない価値がある年間王者の称号に向け、次なる戦いはすぐにスタートする。