ゴルフの国内女子ツアー「ヤマハレディース葛城」最終日(4日、静岡・葛城GC=パー72)、首位タイからスタートした山下美夢有(19=加賀電子)は5バーディー、3ボギーの70で回り通算11アンダーとしたものの稲見萌寧(21=都築電機)に逆転を許して1打差の2位となった。

 山下は17番パー3のティーショットをバンカーに入れ、ボギーとして迎えた18番パー5。3打目を7メートルに乗せ、リーダーズボードを見て「(パットを)決めればプレーオフということを知った」という。

 そのバーディートライは惜しくも入らず。それでも「気持ちを切り替えて集中して」打ったパーパットをきっちり決めて単独2位でフィニッシュした。

 4日間大会で初日から首位を守り通しての優勝なら10代では初だった。大記録は逃したものの「こういう経験をさせてもらったので次につながると思いますし、来週から切り替えてトップめざして頑張っていこうかなと思います」と前を向いた。