ゴルフの国内女子ツアー「ヤマハレディース葛城」初日(1日、静岡・葛城GC=パー72)、賞金ランクトップの小祝さくら(22=ニトリ)が6バーディー、ノーボギーの66で回り、首位タイで好発進した。

 インスタートのこの日は14番パー4でピンチが先に来た。ティーショットを左に曲げ、つま先下がりで前方の木がじゃまになる状況の2打目は「出すだけだった」(小祝)。

 それでも3打目を寄せて「しっかりパーを取れて、流れを変えることができた」の言葉通りのバーディーラッシュが来る。

 15番パー5はバンカーから40ヤードを寄せて初バーディーを奪うと、17番パー3は155ヤードを6番アイアンで、もう少しでホールインワンの1メートルに乗せる。

 18番パー5はバンカーから25ヤードを、ここも1メートルにピタリ。アウトに折り返すと1番では4メートルを決め、5ホール目で4つ目のバーディーを奪った。

 ここからもほとんどバーディーチャンス。惜しくも入らずパーが続く中で7番で6メートルを決めて首位と1打差。最後の9番も左サイドのピンを果敢に攻めて3メートルに乗せ、バーディーフィニッシュで、首位タイでホールアウトした。

 直近2回の大会の優勝スコアは4日間通算で5アンダー。優勝スコアがオーバーパーになったこともあるツアー屈指の難コースで好スコアをマークしたことにも「今日は風がなかったけど、風が吹くと別のコースになる」(小祝)と警戒を緩めず「今日はティーショットが曲がったので、修正したい」と話すと練習場へ向かった。