【テキサス州オースティン26日(日本時間27日)発】ゴルフの世界選手権シリーズ「デルテクノロジー・マッチプレー」(オースティンCC=パー71)3日目、松山英樹(29=LEXUS)はパトリック・カントレー(28=米国)を4アンド2で下して初勝利を挙げた。

 2連敗ですでに1次リーグ(L)敗退が決まっていた松山は、スタートから3連続バーディーでいきなり3アップとする。4、6番を取られたものの、7番から再び3連続バーディーを奪って前半で4アップのリード。13番もバーディーで5アップとした。

 14、15番は落としたものの、最後は16番パー5の3打目をグリーン手前から直接入れるイーグルで勝負を決めた。

 大会は64人の選手が4人ずつ16組に分かれて総当たりのリーグ戦を行い、各組1位が決勝トーナメント(T)に進出する。

 1次Lを終えて、第8組は2勝1敗でトップ2人が並んだ。規定によりサドンデスのプレーオフに突入。セルジオ・ガルシア(41=スペイン)が4ホール目の4番パー3で劇的なホールインワンを達成し、今季好調のリー・ウエストウッド(47=英国)を破って決勝T進出を決めた。

 世界ランキング上位者は、2位のジョン・ラーム(26=スペイン)は順当に決勝Tに進んだものの、1位のダスティン・ジョンソン(36)、2位のジャスティン・トーマス(27)、4位のコリン・モリカワ(24)、5位のブライソン・デシャンボー(27=いずれも米国)に11位のローリー・マキロイ(31=英国)といった面々は1次L敗退となった。