国内女子ツアー新規大会の「センチュリー21レディス」2日目(26日、伊豆大仁CC=6531ヤード、パー72)、木戸愛(24=ゼンリン)が67をマーク、8アンダーの3位とツアー2勝目へ好位置につけた。首位はウェイ・ユンジェ(34=台湾)で10アンダー。

 今季から指導を受ける男子の芹澤信雄(54)が見守る中での快進撃だった。技術面で特に課題となっているのはアプローチ。スタートの1番からグリーンを外したが、ラフからピタリと寄せてパーをセーブ。この時点では芹澤の存在に「気付いていなかった」が、成長した姿をしっかりと見せた。

 さらに7番でもグリーン手前のラフから見事なアプローチを披露。「以前はボールがどっかに行っちゃってたけど、入れって感じでボディーアクションをしているぐらいだから良くなってますよ」と師匠も太鼓判だ。

 2週前には宮本勝昌(41)らとともに3日間のミニ合宿を実施。「芹澤さんたちは楽しく、でも真剣にゴルフをしていた。私は大好きなゴルフを楽しむことを忘れていた」と精神面でも影響を受けている。

 2年前に初優勝を飾った「サマンサタバサレディース」も初開催のトーナメントだった。ラウンド後の会見では「新規大会は得意?」との問いかけに「そんな風には考えていなかったけど、今気付かされたので、ポジティブにとらえていきたい」。2度目の初代女王の座を狙う。