【英国ホイレーク20日(日本時間21日)発】男子ゴルフのメジャー第3戦「全英オープン」最終日(ロイヤル・リバプールGC=パー72)、松山英樹(22=LEXUS)は5バーディー、4ボギーの71で1アンダーの39位に終わった。

 8番からの3連続バーディーなど、見せ場もあったが、スコアを伸ばす選手が続出した好コンディションのなかでは平凡なスコア。スタートの38位から順位を落としてのフィニッシュとなった。

「ショットの感触は良くなった」とした一方で、本来なら武器となるはずのパッティングは大会を通じていまひとつの出来。「相変わらず悪い。なぜか分からないが(強く)打ってしまった」。3連続バーディーの直後の11番ではカラーからの3パットでボギーとするなど、流れに乗り切れなかった。

 優勝を目標に掲げて臨んだが、第2ラウンド終盤の失速から上位争いには加われずじまい。メジャー制覇に必要なものを問われると「全部。勝てなかったら、やることがたくさんあるということ」と渋い表情で話した。

 米ツアー初優勝を飾った今シーズンだが、メジャーでは「マスターズ」(予選落ち)、「全米オープン」(35位)に続いて力を出し切れなかった。本調子なら「もう少しいいスコアで回れると思う」。今季最後のメジャー「全米プロ」(8月7日開幕)に向け、好調時のゴルフを取り戻すしかない。