女子ゴルフの黄金世代の一人、河本結(22=リコー)が15日、都内で行われた日体大の卒業式に出席した。

 在学中にプロテストに合格し、昨年からは米女子ツアーでプレー。なかなか大学には通えなかったが「授業がリモートになったこともあって卒業できました。4年間で卒業できてうれしいです」。大学生活では他競技のアスリートなど「これまでにないほど友達ができました」と振り返った。

 式典では19年の国内女子ツアー「アクサレディス」の優勝などが評価され、理事長賞を受賞。松浪健四郎理事長(74)からは「早く2勝目を」と発破をかけられた。

 前日まで行われた「明治安田生命レディス」で優勝した稲見萌寧(21=都築電気)が会見で、河本へのあこがれや尊敬の思いを口にしたことについて問われると「めちゃくちゃうれしいんですけど、向こうの方が先に何勝もしていて、私が追いかける立場なので〝逆だよ〟って言いたいです」。河本の通算1勝に対し、稲見は3勝目とあって苦笑いだった。