男子ゴルフの世界ランキング1位、ダスティン・ジョンソン(36=米国)が、今夏の東京五輪に出場しない意向を表明した。

 米メディア「ESPN」などによると、米ツアー「プレーヤーズ選手権」(フロリダ州・TPCソーグラス)に出場中のジョンソンは、3日目のラウンド後に「東京五輪は大きな試合の真っただ中に開催される。(五輪の)翌週にはWGC(フェデックス セントジュード招待)がある。2週前には全英オープンもある。PGAツアーに集中するには移動時間が多すぎる」と事実上の欠場宣言を行った。

 112年ぶりにゴルフが五輪競技に復活した2016年のリオデジャネイロ五輪は、現地のジカ熱を懸念して欠場。東京五輪もかねて否定的な見解を示していたが、昨年に新型コロナウイルスの影響で1年延期となったことを受けて再検討するとしていた。