男子ゴルフのフィル・ミケルソン(50=米国)が7日(日本時間8日)に発表された最新の世界ランキングで前週の98位から101位となり、約28年ぶりにトップ100から外れた。

 昨年末のランクは66位。2021年になって米国・欧州のレギュラーツアー4試合に出場して、53位と予選落ちが2回ずつという結果に終わっていた。

 順位による獲得ポイントは、その試合に世界ランク200位以内の選手がどれだけ出ているかによって変動するため、ポイントを得たのは米ツアー「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」での1・21ポイントのみ。同じく53位だった欧州ツアーの「サウジ国際」では獲得ポイントはなし。他に1試合参戦した米シニアはツアーそのものがポイント対象外となっている。

 アリゾナ州立大3年だった1991年の「ノーザンテレコム・オープン」に優勝したミケルソンは、この前年大会で19位となったことで初めて世界ランク入り(540位)し、93年に「ジ・インターナショナル」でプロ初勝利を挙げてトップ100に入ると以後、史上最多の1425週間にわたって100位以内をキープしてきた。

 そのミケルソンは通算で270週間、2位になったが、その期間すべてで1位だったのはタイガー・ウッズ(45=米国)で、1位になることはできなかった。