女子ゴルフの「ダイキンオーキッドレディス」3日目(6日、沖縄・琉球GC=パー72)、5位から出た渋野日向子(22=サントリー)は72と伸ばせず、首位と6打差の6アンダー、12位に後退した。首位は西郷真央(19=大東建託)と森田遥(24=新英HD)で12アンダー。
なかなかチャンスが生かせない渋野に初バーディーが訪れたのは15番パー4。カラーから12メートルのロングパットがキレイにカップに転がり込んだ。
「あんなんが入るんやと思いましたね。バーディーを取った感覚はなくて、何がなんだか分からなかったです」。それまでに2~3メートルのバーディーパットを何度も外してきただけに、唐突な初バーディーだった。
結局、この日のバーディーは1つだけ。「0点」と自己採点するほど、パッティングに苦しみ「よくイーブンで回れたなと思います」とラウンドを振り返った。
2日目はすべてバーディーだったパー5はすべてパー。それでも、チャンスは確実に作っており、攻め方や3打目までのショットについては「合格点」とした。
自分のやるべきことに集中することがこのラウンドのテーマだったが「上位との差を見て、集中し切れていないところがありました」。首位との差が広がったが、最終日は上位をあまり意識せずにプレーできる点はプラスにとらえている。
パットが決まれば、上位追撃はまだまだ可能。自分のプレーに集中した結果として、一歩ずつ首位との差を詰めていく。