国内女子ゴルフの今年初戦となる「ダイキンオーキッドレディス」(4日~、沖縄・琉球GC)の練習ラウンドが2日行われ、原英莉花(22=日本通運)が公式会見に出席。来季の米女子ツアーの出場資格を争う予選会(Qスクール)受験に強い意欲を示した。

 昨年12月の「全米女子オープン」で海外メジャーに初出場。19オーバーの152位で予選落ちときつい洗礼を浴びたが、米女子ツアーへの思いはむしろ強くなっていた。

「全米では芝や環境の違いに対応できなかったけど、海外の選手との違いを発見して、どう対応していくか、自分なりに調整してきました」。アイアンショットの弾道を高くするなど、オフには米女子ツアーを見据えて練習に取り組んだ。

 そのうえで「最終からの資格を取れたら予選会を受けたい」とキッパリ。2年ぶりの開催となる予選会の詳細はまだ発表されていないが、例年通りなら8月時点の世界ランク75位以内であれば、1次、2次をパスして最終からの挑戦が可能。最終からの資格が得られない場合は「今年、手こずっているということだと思うので」と予選会受験は来年以降に持ち越しとする考えだ。

 原は現在、世界ランク89位。「海外メジャーに出るにも世界ランクを上げなければいけないので、前半戦が大事になると思います。そこを目標に1試合、1試合、勝つつもりで頑張ります」。すべてはこの初戦から。攻めのゴルフ、そして自分自身が「熱くなるような戦い」を誓った。