【フロリダ州ブラデントン27日(日本時間28日)発】ゴルフの世界選手権シリーズ(WGC)「ワークデー選手権」(コンセッションGC=パー72)3日目、松山英樹(29=LEXUS)は6バーディー、2ボギーの68で回り、通算10アンダーで12位から7位に上げて最終日に臨むことになった。稲森佑貴(26=国際スポーツ振興協会)は3バーディー、3ボギーのパープレーで通算3アンダーの28位。67で回り、通算15アンダーとしたコリン・モリカワ(24=米国)が2打差の首位。
 この日の松山は1番でバンカーからチップインでバーディー発進。2番はバンカーから寄せてパー。3番パー5はバンカーからの3打目をピタリとつけてここでも伸ばす。

 6番パー3でもバンカーから2メートル弱に乗せるがここは外してボギー。

 後半に入ると、316ヤードの12番パー4はティーショットでグリーン左のバンカーまで運んで、バーディーを奪う。

 14番パー3はグリーン左からチップインでバーディー。16番は最後に軽くスライスする8メートルを読み切って、ここもバーディーとする。

 17番パー5は2オンに成功してバーディーとするとV戦線が見えてくるが、最後の18番で2メートルのパーパットを決められずにボギーフィニッシュとする。

 それでも小技が冴えて伸ばしたことに「(最終日は)チャンスはある」と言う。

 コロナ禍で開催地が急きょメキシコから変更となったWGCで、2017年8月のWGC「ブリヂストン招待」以来の米ツアー6勝目がなるかが注目される。