【カリフォルニア州サンディエゴ28日(日本時間29日)発】米男子ゴルフ「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」(トーリーパインズGC北・南コース=ともにパー72)初日、南コースを回った松山英樹(28=LEXUS)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で、2オーバーの119位と大きく出遅れた。

 インスタートで出だしの10番こそパー発進だったが、続く11番パー3はティーショットを右に曲げてグリーンに乗せられず、ボギー。18番パー5で初バーディーを奪ったが、折り返しの2、3番で連続ボギーを叩いてスコアを落とした。

 悪い流れは変わらず、4番パー4ではティーショットが右のフェアウエーバンカーにつかまり、2打目は出すだけ。3オンには成功したが、5メートルのパーパットを入れられず、返しの1・5メートルも外し、まさかのダブルボギーとなった。続く5、6番で連続バーディーを奪ったものの、満足いくラウンドにはならなかった。

 ホールアウト後は「なかなかショットが思うようにはいかず、最後までその感じが残ってしまった」とガックリ。「コースは難しいが、調子が上がってこないのが結果に表れている。最近の中ではいいパットができたので、しっかり巻き返したい」と前向きに締めた。

 同じく南コースの小平智(31=Admiral)は71のラウンドで1アンダー、69位につけた。「難しい南コースで一つでも伸ばせたのは大きい」と語った。

 首位は8アンダーでパトリック・リード(30=米国)とアレックス・ノレン(38=スウェーデン)が並んだ。