父の「考えるな!」アドバイスで復調した藍

2014年05月09日 16時00分

勝みなみ(左)と笑顔で2日目のラウンドをスタートさせた藍

 国内女子メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」初日(8日、茨城GC西C=パー72)、宮里藍(28=サントリー)は73とスコアをまとめ、首位と3打差の1オーバー、14位と好スタートを切った。今季はパッティングの不振に悩まされていたが、復調気配。この裏には父・優氏(67)からの「考えるな」という指導があった。

 

「全部とはいかないけど、8割方入っている。今日は納得のパットができた」。強風で多くの選手がスコアを崩すなか、藍が完全復活間近のパッティングでV圏発進。

 

 今季、米女子ツアーでの平均パット数は112位。2010年には平均パット数3位となるなど、トップ10の常連だっただけに、まさかの大乱調。この日も出だしの10番で3パットのボギーとする嫌なスタートだったが、中盤以降は立ち直った。

 

 復調の要因は「父」だ。ティーチングプロの優氏は今季の藍のパッティングを「ヘッドがスムーズに加速できていない。インパクトが緩んでいた」と分析。原因は「考え過ぎ」にあるという。そのため、あまり結果を考えず連続してボールを打つ練習を取り入れるようアドバイス。「(手が動かなくなる)イップスの人と一緒。コースに出れば、どうしたって考えるけど、しっかりストロークできるようになれば問題ない」。この日のパッティングについては合格点をつけた。

 

 藍も十分に手応えをつかんでおり「今は自信を積み重ねていく段階」。技術的な問題は解決しており、本来の姿に戻るのは時間の問題だろう。

 

 ツアー史上最年少優勝を達成した同組のアマチュアの勝みなみ(15=鹿児島高1年)に積極的に声をかけ「しっかりした受け答えが印象的。私が15歳のときはあんなふうにできなかったと思う。芯がある子で将来が楽しみ」。大きくスコアを落とした新星に日本のエースの力を見せつけた。

 

 パッティングという武器を取り戻せば日本では4年半ぶり、米ツアーを含めても2年ぶりとなる優勝が見えてくる。