小林会長と藍が分析「なぜ女子アマがここまで強いのか」

2014年05月08日 16時00分

アマチュアで世界ランク1位のミンジー・リー(左)と日本ランク1位の松原由美

 国内女子メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」(8日~、茨城GC西C=パー72)にツアー最年少優勝を果たした勝みなみ(15=鹿児島高1年)ら、最強のアマチュア軍団が集結した。今季の女子ツアーはアマ旋風が吹き荒れているが、その勢いは止まりそうにない。一体、なぜアマチュアがこんなに強いのか?

 

「今季は誰が勝つか分からないドキドキハラハラの試合が続いているので、今週もそうなると思います」

 

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長(51)は大会前日の公式会見でこう話した。「ハラハラ」はもちろん“またアマチュアにやられるのか…”という意味。それでも「将来のタレントが出てきたという意味でもあるのでうれしい」とアマの活躍を好意的に受け止めている。

 

 勝みなみの最年少優勝はもちろんのこと、先週の「サイバーエージェントレディス」ではトップ10にアマチュアが3人も入った。なぜ、アマがプロに対抗できるようになったのか? 大きな要因はアマ時代にツアーを制した宮里藍(28=サントリー)、石川遼(22=CASIO)、松山英樹(22=LEXUS)の活躍。小林会長は「今のジュニアは私もそうなりたいと本気で思っている。そのつもりで練習するから成長も早い」と分析した。

 

 先駆者である藍も同じ考えだ。「今の若い選手はプロアマ関係なく試合に出たら勝ちたいと思っている。私のときとは大きく違う」と意識の変化を感じている。

 

 そんな流れのなかで迎える今大会には勝に加え、先週2位の森田遥(17=高松中央高3年)、女子アマ日本ランク1位の松原由美(15=大阪学院大高1年)、世界ランク1位のミンジー・リー(17=オーストラリア)と実力派が顔を揃えた。

 

 実際、松原は勝の優勝について「今年に入ってアマが何度も上位を争っていたので、誰かが今年中に勝つんだろうと思っていた」と特別な驚きはなかったという。意識の違いは明らかだ。本人は「予選を通って、4日間自分のゴルフをしたい」と控えめな目標を口にしたが、勝、森田以上の実績の持ち主だけに優勝争いを演じる可能性は十分にある。

 

 その松原が「あの子が一番強い」と言うのがリー。オーストラリア国内女子ツアーでは今年2月に優勝。「日本でのプレー経験は少ないけど、誰にでも勝つチャンスはあると思っている」と自信を隠さない。

 

 コースセッティングを担当したLPGA入江由香副会長(45)は「今週はプロでもギリギリの厳しいセッティング。アマのプレーは想像がつかないけど、ここで上位に来れば実力が証明されると思う」。最強のアマ軍団はそんな壁も軽々と飛び越えていきそうだ。