米フロリダ州のリッツカールトンGCで19&20日の2日間開催される、米男子ゴルフのツアー外大会「PNC選手権」に、タイガー・ウッズ(44)とペアを組んで出場する息子のチャーリー君(11)について、初日に同組で回るジャスティン・トーマス(27=いずれも米国)父子が大絶賛した。米ツアーの公式サイトが17日(日本時間18日)に伝えている。

 同サイトは練習場で並んで打つウッズ父子の動画をアップ。米ツアー史上トップタイの通算82勝の偉大な父親とそっくりのフォームに、驚きや称賛の声が上がっている。

 そんな中でトーマスの父・マイクさんはチャーリー君の才能について「クラブをとても速く振ってドロー、フェード、高い球、低い球と何でも打てる。〝引き出し〟が本当に多いし、ゴルフの知識も素晴らしい。そりゃ父親がタイガーだからだろうけど、それにしても11歳だよ!」とべた褒めした。

 マイクさんはトーマスのコーチでもある。息子を2017年の「全米プロ」など米ツアー通算13勝を挙げるまでに育てた名将がここまで言うのだから、多少のお世辞が込められているにしても、父親譲りの才能を持っているようだ。

 さらにトーマスは〝お世辞抜き〟で、ズバ抜けた才能のエピソードを明かす。「僕が世界ランク1位で、チャーリーが9歳の時だったと思うけど、タイガーと3人で9ホール回ったんだ。最終ホールに来た時のスコアはチャーリーは2アンダーで僕は1アンダー。タイガーも1アンダーぐらいじゃなかったかな」という状況だった。

「9歳が世界ランク1位に勝つかも!」と張り切ったチャーリー君だったが、気合が入りすぎたのが痛恨のスリーパット。逆転勝利を収めたトーマスは「何とか黙らせられたよ」と笑いながら当時を振り返ったという。

 初日はこの4人が同組で回る。どんなプレーが見られるかが楽しみだ。