【全米女子OP】逃げ切り失敗の渋野日向子 飛距離に表れた世界との差

2020年12月16日 05時15分

4位健闘の渋野。優勝した金との飛距離の差は明らかだった(ロイター)

 V逸の要因とは――。ゴルフの海外メジャー「全米女子オープン」(テキサス州)で初出場の渋野日向子(22=サントリー)は首位で迎えた最終日(14日=日本時間15日)にスコアを落とし、通算1アンダーの4位でメジャー2勝目はならなかった。

 過去68大会のうち47回は最終日を首位または首位タイで迎えた選手が優勝しているが、最近5年に限ると逃げ切りは1度だけ。渋野も近年の流れに飲み込まれた。

 日本では飛ばし屋の渋野だが、平均飛距離34位(240・4ヤード)で決勝ラウンドに進んだ66人のほぼ真ん中。スコアで上回った上位3人は平均飛距離でも渋野を上回った。特に優勝の金阿林(25=韓国)は予選ラウンドで300ヤードドライブを放つなど、計測ホールで必ずしも1Wを使っていないにもかかわらず、平均飛距離は4位(255・8ヤード)。

 最終日は寒さで誰もが飛距離を大きく落としたが、その差は変わらなかった。17番パー4のティーショットは渋野が1W、金がUTだったが、2打目は同じ8I。18番パー4でも金は1Wを使わず、3W→PWという攻めで、3連続バーディー締めを完成させた。渋野はメジャーでの戦いを経て「米ツアーで戦いたい気持ちが強くなった」。

 今後はライバルたちに負けない飛距離アップを目指すのか、精度やショートゲームの向上で対抗するのか。帰国後の2週間の自主隔離期間は、目指すゴルフを改めて確認する時間にもなりそうだ。