女子ゴルフの「JLPGA新人戦・加賀電子C」初日(10日、千葉・グレートアイランドC=パー72)、西郷真央(19=大東建託)が4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーの2位につけた。最終日(11日)は3アンダーで首位に立つ同い年の山下美夢有(19)を追う。

「ボロボロになっとるやないかい」--。ツアー1年目が終了し、師匠の尾崎将司(73=I・S・T)の元に報告に訪れた西郷を待っていたのは、厳しい言葉だった。

 今季は開幕から2試合連続5位と好スタートを切ったが、その後の12試合ではトップ10入りがなく、予選落ち6回、棄権1回。「ダウンスイングの始動での下半身の使い方なんですけど、開幕当時はできていた動きができなくなっていたので、改めて教えていただきました」という。

 最終戦を終えてからの約10日間に何度かジャンボ邸を訪ねてスイングを調整。「ずっと意識してやっていたので、今日は良かったんじゃないかと思います」。ジャンボの指導がさっそく、この日の好スタートにつながった。

「『良かった時のことをしっかり思い返して、できるようになれ』と言われたので、悪くなっても自分で直せるような力をつけなきゃいけないなと思ってます」。最終日も教えを胸に刻んで、逆転Vを狙う。