ゴルフの男子ツアー年内最終戦「日本シリーズJTカップ」3日目(5日、東京よみうりCC=パー70)、連覇を狙う石川遼(29=CASIO)は4バーディー、4ボギーで2日続けての70で通算3アンダー。首位の岩田寛(39)に4打差の6位で最終日に臨む。

 この日、5打差の7位からスタートした石川は、6番までに3バーディーを奪って怒とうの追い上げを開始したかと思わせる。

 だが、気温6度で小雨が降り続けた悪コンディション。落ちた飛距離をカバーしようとしたことでショットが乱れ、10番から14番までで4ボギー。17番パー5で取り返したものの、この日も伸ばせなかった。

 逆転Vにビッグスコアが求められる最終日には、これまでフェアウエーウッドを持つことが多かったティーショットでドライバーの頻度を増やし「(2打目は)短いクラブでピンをデッドに狙えるようにしたい」と宣言した。

 最終組の2つ前でプレーし、ホールアウト時点でのインタビューでは「(首位とは)5か6打差。上に7、8人しかいない戦いだと思う」と話していたが、この後に小斉平優和(22=太平洋クラブ)が上がり2ホールをダボ、ボギーとする波乱があり、入れ替わりで首位に立った岩田とは4打差。上にいるのは5人となった。

 運が向いてきたかもしれない最終日は「4日間で一番いいゴルフをしたい」と意気込みを語った。