【日本シリーズJTカップ】岩田寛 1打差の首位で最終日も「ポジティブなことは思い浮かばない」

2020年12月05日 17時06分

 ゴルフの男子ツアー年内最終戦「日本シリーズJTカップ」3日目(5日、東京よみうりCC=パー70)は小雨が降り続いて気温6度という悪コンディションの中で行われ、2バーディー、2ボギーの70で回った岩田寛(39)が、通算7アンダーの首位に立った。

 1打差の2位に小斉平優和(22=太平洋クラブ)が続き、2打差の3位に金谷拓実(22=東北福祉大)など3人。連覇を狙う石川遼(29=CASIO)は、4打差の6位となっている。

 最後の最後で事態は大きく動いた。最終組の1つ前で回った岩田は、2打差の2位でホールアウトすると練習場へ向かう。その頃、17番パー5では、小斉平が大トラブルに見舞われていた。

「手前の花道でも良かったんだけど、グリーンに乗せに行った」。右ラフからの2打目は大きく左に曲がり、木に当たって残り70ヤードほどのバンカーへ。3打目で乗せられず、次も一度グリーンに乗ったボールが傾斜でこぼれ、5オン2パットのダブルボギーとしてしまう。

 18番パー3もボギー。単独首位が、最終日は一転して1打差を追いかけることになったが「自分がやりたいゴルフを、18ホール貫いてやりたい」と話した。

 一方、思わぬ形で首位に立った岩田は「今は不安しかない。ポジティブなことは思い浮かばない」と控えめ。

 この日は前半で2つ落とし、ハーフターンの際に全体のスコアを確認した際は「上位は(この日のスコアが)皆アンダーで、どうやって回っているんだろう?」と不思議に思ったというが、ここから「スコアを落とさないようにと思って」回った後半は、12、17番でバーディーを奪って7アンダーに戻しホールアウト。この日インでボギーを叩かなかったのは、2組目で回った市原弘大(38)と2人だけという粘りで首位に立った。

 最終日が不安を抱えながらのプレーになるかどうかは「当日にならないと、わからない」(岩田)。前に勝ったのは2015年の「セガサミー」だが、この大会の前年優勝者は石川だった。5年ぶりのツアー3勝目は、この時と同じパターンとなるか。