国内女子ツアーの「増枠予選会ファイナルステージ」最終日(3日、兵庫・有馬CC=パー72)、飛ばし屋のルーキー・石川怜奈(21=チェリーヒルズGC)が6バーディー、1ボギーの67で回り、6アンダーのトップで出場機会を確保した。

 今季、ステップアップ(下部)ツアーで1勝を挙げた石川は岡山県作陽高出身で渋野日向子の1学年後輩。ともに出場した2週前の「エリエールレディス」の際に食事をする機会があり「ゴルフの話を結構して、練習量の話など、勉強になりました」。先輩後輩の関係ながら仲が良く、渋野のことを「ヒナコッティー」と呼ぶ。

 今年は「エリエール」が唯一のツアー出場だったが、来年は渋野と同じ舞台に立つ機会も増えそうだ。

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)では来年の各大会主催者と出場人数を増やす方向で協議中。今回の予選会で増枠分の優先出場順位を決定する。

 現状では5位以内の選手で10試合以上、10位前後の選手にも数試合の出場機会がある見込みとなっている。