メジャー2連勝・原英莉花の素顔は…まさかの生卵付き「一人牛丼」

2020年11月30日 11時30分

メジャー2連勝の原英莉花。左は渋野日向子

 ベールに包まれた素顔とは――。女子ゴルフの国内メジャー「JLPGAツアー選手権リコーカップ」最終日(29日、宮崎・宮崎CC=パー72)、単独首位スタートの原英莉花(21=日本通運)が通算10アンダーとし、「日本女子オープン」(10月)に続く国内メジャー2連勝を飾った。初日から首位を守っての完全Vは大会史上4人目。モデル系のルックスから“エリカ様”や“姫”と呼ばれるが、そんなイメージから想像できない行動派な一面を持っている。

 2番パー5をボギーとするなど、序盤から苦しいプレーとなった原を支えたのは今大会好調のパッティングだった。本来は飛距離を生かし、ショットで勝負するタイプだけに「誰がプレーしているんだろうって何回も思うぐらいでした」と振り返るほどだ。

 3打リードで迎えた18番パー4では、4日間入れ続けてきた2メートルのパーパットを外し、悔しがったものの、危なげない逃げ切りVだった。
 昨年の畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)に続くメジャー2連勝の快挙には「昔(アマ時代の実績)がしょぼい分、ニセモノっぽい感じがするのかな?」と苦笑いを浮かべつつも「今ゴルフに向き合っているのは同じだと思います」とライバル心をのぞかせた。

 同世代をリードする存在となってきた原は、インスタグラムをあまり更新しておらず、コース外の素顔はベールに包まれたまま。近年はSNSで情報発信する選手が増え、プライベートや交友関係がファンにも知られるようになっているだけに、珍しい存在だ。

 そんな中、小祝さくら(22=ニトリ)は「日本女子オープン」で原と最終日最終組を回ったときに「オフは釣り堀に行ったり、最近も映画館に行ったので一緒にプレーできて良かったです」と証言。原と小祝、さらに釣り堀という組み合わせは意外性抜群だ。

 ツアーきっての人気者だけに常にスタッフに囲まれていそうだが、普段は単独行動を好む。練習拠点である千葉のジャンボ(尾崎将司)邸に行く時は「いつも一人です」と神奈川の自宅から自ら運転。これは都内でのトレーニングでも同じだという。

 トーナメント期間中はキャディーやマネジャーと行動をともにするが「たまには一人になりたいときもあります」とのこと。そんな時は、女性が敬遠しがちな牛丼チェーン店でさっと夕飯を済ませる。「TKG(卵かけご飯)が好きなんで必ず生卵もつけます。むしろ肉がいらないぐらい(笑い)。顔バレ? 牛丼屋さんで気付かれたことは多分ないと思います」。イメージとかけ離れ過ぎていて、周囲もまさか“姫”が一人でいるとは思わないのだろう。

 国内の2020年の試合は終わったが、海外メジャー初挑戦となる「全米女子オープン」(12月10日~、テキサス州)が残っている。「まだ調整しなければいけないものがいろいろあるんですけど、今の自分でも戦えるように勝負強さを磨いていきたいと思います」。国内メジャー2連勝の勢いそのままに、世界の舞台でもしっかりインパクトを残して帰ってくる。