シブコは自信回復中!? ゴルフの国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」3日目(21日、愛媛・エリエールGC松山=パー71)、20位スタートの渋野日向子(22=サントリー)は69とスコアを伸ばし、通算3アンダーの14位に浮上した。首位は古江彩佳(20)で通算13アンダー。

 この日はショットがやや精彩を欠いたが、ショートゲームが好調。14番パー4では「ボールとカップの間にエッジとラフがあってパターじゃ打てない状況だったので」とグリーン上でウエッジを使い、パーをセーブした。今大会でバッグを担ぐのは男女合わせてツアー9勝の古賀雄二キャディー(38)。普段組んでいるキム・ハヌル(31=韓国)が欠場したため、急きょ2週ぶりのコンビ再結成となった。

 前回、古賀キャディーが感じていたのはグリーン上での自信なさげな様子。ショットを打つ際に比べ「縮こまっているように見えたので、少しどっしり構えてみたらというような話をしました」。渋野はこれを実践して調子を上げると同時に、自信も取り戻しつつある。「渋野選手はラインを読むのが上手。自分で打つラインを決めて、キャディーには最後のひと押しだけを求めるというのが自信がある時の状態だと思います」

 2週前は自分の読みに自信を持てないまま、ラインを確認してきたが「今週は最後の〝二押し〟ですかね。自信がある時と、ない時の中間ぐらいなんじゃないでしょうか」。キャディーだからこそ分かる変化があるようだ。

 国内は今大会を含めて2試合。「全米女子オープン」(12月10日~、テキサス州)を含めても、年内の残り試合は少ないが、最後は強気なパットでカップをとらえる渋野らしいプレーが見られそうだ。