悔しさを晴らせるか。国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」2日目(20日、愛媛・エリエールGC松山=パー71)、注目のルーキー・安田祐香(19)は73とスコアを落として通算6オーバーの78位で予選落ちし、年内の戦いを終えた。新型コロナウイルスの影響で変則日程となった今季は来年末まで続くものの、同じ昨年のプロテストに合格した笹生優花(19=ICTSI)と西村優菜(20)が7アンダーで首位に並ぶ中、2日目でコースを去ることになった。

 出場10試合で予選落ち2回、棄権1回。最高成績14位という結果に安田は「アマチュア時代とか、いい時と比べてしまって、少し悪くなるとどうしようと考えてしまいました」。9~10月にかけて約1か月の欠場につながった頸椎捻挫の影響もあり、今年はショットの調子が上がらなかった。

 そんな中で続く同期の活躍に「私も頑張ろうという気持ちになります」と刺激を受ける一方で「頑張ろうと思うと、(ショットを)練習しすぎちゃうタイプなので難しいんですけど、そこはほどほどにして、トレーニングとケアをしっかりしたいなと思います」。昨年は腰痛も経験しており、やみくもに練習量を増やしても、ケガを長引かせる結果になることは理解している。

「今年は全然、満足できていないんですけど、今のこういう気持ちも大事だと思うし、まだプロ生活は始まったばかりなのでいろんな経験を積んでいきたいと思います」

 来年に出場が確定しているのは前半戦までだが、現状では後半戦もほぼフル出場できる見通し。悔しさをバネに本領発揮の年にする。