「〝よっしゃ〟って感じでした」。国内女子ツアー「エリエールレディス」(19日~、愛媛)の会場で取材に応じた原英莉花(21=日本通運)は「全米女子オープン」(12月10日~、テキサス州)の出場が決まった喜びを誰よりもストレートに表現した。

 8月の「AIG全英女子オープン」は新型コロナウイルスの感染拡大、帰国後の自主隔離などを考慮して出場を辞退。「後悔しました。やっぱり行きたかったなって思ったし、日本で頑張らなきゃというプレッシャーにもなっていたと思います」。

 家族に心配や迷惑をかけることも懸念材料のひとつだったが「今回は自分の出場したいという気持ちを優先して『決まったら行くね』と母に伝えていました」。それだけ、メジャーへの思いが高まっていた。

 出場予定の16人の日本人選手のなかでも、スケールの大きさはトップクラス。今季「日本女子オープン」を制した黄金世代きっての飛ばし屋が満を持してメジャーデビューを果たす。