国内女子ゴルフの「伊藤園レディス」最終日(15日、千葉・グレートアイランドC=パー72)、アマチュアの政田夢乃(20)は76とスコアを落としたものの、イーブンパーの45位でローアマを獲得した。

 昨年の最終プロテストで1打及ばず不合格となった政田は地元・北海道を拠点に活動中。来年3月以降に延期となっている次回のプロテスト合格を目指し、今冬は祖母が住む茨城で練習に励む予定だという。

 2日目には今大会を制した同じミレニアム世代の古江彩佳(20)とラウンド。「パットが入るし、ドローやフェード、いろんな球筋でピンを攻めていてすごいなと感じました」。プロとして活躍するために必要なものを改めて感じたようだ。

 また、自身のプレーについては「以前に比べてマネジメントができるようになったと思うんですけど、最終日はそのマネジメント通りのショットが打てなかったので、そこが課題です」と振り返った。

 年内にアマチュア資格を放棄し、プロ宣言をすることも検討中。プロといっても、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の会員ではないため、ツアーには出られず、アマチュアの大会にも出られなくなるが、ミニツアーなど、試合経験を積み、腕を磨く場はある。

 2歳上の黄金世代には渋野日向子、原英莉花のように2度目のプロテストで合格し、大きく飛躍した選手もいる。政田にもそのチャンスは十分にあるはずだ。