国内女子ゴルフの「伊藤園レディス」2日目(14日、千葉・グレートアイランドC=パー72)、65で回った古江彩佳(20)が、吉本ひかる(21=マイナビ)と並び、10アンダーで首位に立った。

 1番パー4の2打目、古江は残り94ヤードからワンバウンドでピンに当たるスーパーショットを披露したものの、1・5メートルを外してパー発進。14番までチャンスを逃し続けてパーが並んだ初日に続き「今日も入らないのかなと思ったんですけど、諦めずに一つひとつ頑張っていけたのが良かったです」と振り返った。

 3番で3メートルを沈めてバーディーを奪うと、10番から4連続など、7バーディーを量産。15番パー5では「力が入っちゃいましたかね?」と3打目で大きくグリーンをオーバーする場面もあったが、絶妙のアプローチでパーを拾い、2日間ノーボギーも継続中だ。

 アマVを飾った昨年の「富士通レディース」は、優勝がほぼ決まった最終日の最終ホールが、大会を通じて唯一のボギー。プロ初Vを飾った9月の「デサントレディース」は、プレーオフも含めてノーボギー。今季、パーセーブ率1位(91・34%)の古江にとって、ボギーを打たないことは強みであり、勝ちパターンでもある。

「最終日も一つひとつ頑張って、楽しんで回れたらいいなと思います」。このままノーボギーが続けば、最終日は古江を中心とした優勝争いになりそうだ。