国内女子ゴルフの「伊藤園レディス」2日目(14日、千葉・グレートアイランドC=パー72)、渋野日向子(21=サントリー)は73とスコアを落としたものの、1アンダーの42位で予選を通過した。首位には10アンダーで古江彩佳(20)と吉本ひかる(21=マイナビ)が並んだ。

 予選通過へ、ボギーを叩けない状況で終盤を迎えた渋野は「しびれました」。17番パー3では第1打を右のバンカーに打ち込むピンチも、1・5㍍を沈めてパーセーブ。最終18番パー4では2㍍のパーパットを残したが、22歳の誕生日である最終日(15日)への思いを込めてこれを沈めた。

 賞金女王争いのなかで迎えた昨年大会は予選落ち。「最後にボギーを打って予選落ちだったので、昨年のリベンジもできました」とホッとした表情を浮かべた。

 一方で気になるのは初日から気にする場面があった右足の状態だ。「靴ずれと原因不明の痛み、足の裏です。たぶん〝ナントカ筋膜炎〟だと思います」。医師の診断は受けておらず、断定はできないが足底筋膜炎とみられる。

 痛みは昨年から続いており、今年に入って悪化。マッサージや針治療では改善せず「最近はひどくなって、夜中に起きてしまうこともあります」とかなりの痛みがあるようだ。

「しっかり自分のスイングをするためにも治していかなければいけないんですけど、これを言い訳にしたくはありません」。間もなく迎えるオフには本格的に治療する必要がありそうだ。