暫定5位発進のウッズ パットを〝プロ・サイド〟に外す→大爆発の予感

2020年11月13日 12時25分

ウッズは好天でタッチが合ってくれば大爆発もある(ロイター=USA-TODAY)

【ジョージア州オーガスタ12日(日本時間13日)発】史上初の秋開催となった「マスターズ」初日(オーガスタナショナルGC=パー72)、連覇を狙うタイガー・ウッズ(44=米国)は4バーディー、ノーボギーの68で回り、首位と3打差の暫定5位での発進となった。

 この日は雨で重くなったグリーンで「プロ・サイド」に外すことが多かったが、2日目以降にタッチが合えば爆発する予感を漂わせる。

 ウッズの第1ラウンド(R)での68は、4位だった2010年と並ぶ第1Rでの自己ベストタイ。23回目の出場で、この時以来2度目の60台のスコアとなった。

 そのラウンドを「すべてがうまくいった」と振り返った上で「パットがもう少し入れば」とも話した。そして、逃したバーディーチャンスについて「すべてハイ・サイド。グリーンが遅くて曲がらなかった」と説明した。

「ハイ・サイド」とはグリーン面の傾斜がカップよりも高い側で「プロ・サイド」とも呼ばれる。逆に低い側は「アマ・サイド」。止まり際で勢いのなくなったボールは傾斜を上ることはあり得ないので、こちらに行くとカップインすることはない。アマチュアに多い外し方なので、こう呼ばれる。

 カップより高い側を通れば、ほんの少しの曲がり方の違いで入る可能性はある。プロが外す時はこちら側をボールが通ることが多いことがゆえんだ。

 この日はウッズのスタート前に悪天候で3時間近く中断。水を含んで重くなったグリーンは、いつもの「ガラスのグリーン」のようには曲がらず、ウッズのパットはことごとく「プロ・サイド」をボールが通過していった、というわけだ。

 初日に18ホールを完走できた選手の中で、ウッズのパーオン率83%は6番目。ショットはさえているだけに、好天予報の週末にかけてグリーンがいつものスピードを取り戻すと、一気にパットが決まり出すかもしれない。

 勝てば「マスターズ」で通算6勝目となり、ジャック・ニクラウス(80=米国)と大会最多勝に並ぶ。さらに01&02年に続く2度目の連覇となれば史上初のことだ。快挙へ向けて、2日目以降のグリーン上のパフォーマンスが注目される。