米男子ツアーは今週の「ホンダクラシック」(27日~)から舞台を東海岸に移し、「アーノルド・パーマー招待」まで4試合のフロリダシリーズに入る。

「ホンダクラシック」には松山英樹(22=LEXUS)と石川遼(22=CASIO)が参戦。さらに今季初めて世界ランク上位3人(タイガー・ウッズ、アダム・スコット、ヘンリク・ステンソン)が同時に出場する。

 来季のシード権を決める「フェデックス・ランク」で現在、松山が22位、石川は23位と拮抗。今週の予選ラウンドでは偶然にもアウト、インに分かれて同時刻にスタートすることになった。

 会場のPGAナショナルの難関ホール、15~17番はコース設計者の“ゴールデン・ベアー”ことジャック・ニクラウス(74)にちなんで「ベアーズ・トラップ」と呼ばれる。2007年からこのコースで開催されるようになって以降、全体のダブルボギーのうち、約3分の1がこの3ホールに集中している。

 石川は初出場の昨年は予選落ちだった。石川の巻き返しとともに“帝王の難コース”に初めて挑む松山の戦いぶりに注目だ。